アトリエDEFさんの家具「木ずな」でシェルフを作っていただきました。
職人の技ではめ込まれたものはその構造の複雑さは見えず、つなぎ目も分らないほど精巧な仕上がり。一部に使用する接着剤は天然のニカワ。
家具からもホルムアルデヒドを出さないものを選択しています。
加工はすべて手作業で、木の生育状態や性質を読みとり木目の美しさを引き出しつつも、何十年何百年と長年にわたる使用に耐え得るよう、使い込まれた後の木の反りや色合いの変化なども計算しながらこれだけの工程を経て作り上げるそうです。
こういった日本の伝統が息づく技術は後世にも受け継がれてほしいものですね。
同じ職人として言えることは、一見シンプルなのに内側から放つ佇まいが美しいものは、実は見えない部分にこだわりの繊細な1枚1枚が何層にも重なり合って完成されているものです。
西洋は露出すればするほど美学とされ
東洋は何層にも重ね隠すことが美学とされる
このシェルフが訴えかけるように
「秘すれば花」の文化を残していきたいですね。