世間を騒がす「パーム油問題」について語る。

title : 世間を騒がす「パーム油問題」について語る。

今世界中で叫ばれているパーム油問題はご存知ですか?

 

パーム油が、世界中で幅広く利用される一方で、その生産に伴う開発は、東南アジアの熱帯林破壊をもたらす主因として指摘されてきました。また、熱帯林破壊だけでなく、火災や泥炭地開発がもたらす気候変動(地球温暖化)への影響、開発に伴う人権侵害、アブラヤシ農園での劣悪な労働環境など、パーム油の生産に関わる問題はどれも深刻なものばかりです。

 

今使用しているヘアケア製品の裏に書かれている成分表を確認してみてください。

 

下記の成分が含まれていませんか?

アブラヤシ
ステアリン酸ナトリウム
ラウリルベタイン
ココアンホ酢酸ナトリウム
セテアリルアルコール
ラウロイルサルコシン
グリセリル
グリセリン
グリコールセテアレート
グリセロールモノステアレート
グリセリルステアレート
ラウレススルホコハク酸2Na
PEG100
ラウレス硫酸アンモニウム
ラウレス硫酸ナトリウム
ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)
ステアリン酸グリセリル
ラウレス4
PEG-6(カプリル/カプリン酸)グリセリル
PEG-60グリセリル
エチルパルミテート
パームグリセリン硬化油
パームフルーツ油
パーム核油
パームステアリン酸
パルミテート
パルミチン酸
パルミトイルオキソステアラミド
パルミトイルテトラペプチド‐3
パルミトイルアルコール
パモレイン
ナトリウムパームケルネレート

 

これら全てパーム油から出来ています。
たいていこの中の1つは入っているのではないでしょうか?

 

ということは、誰でも知らず知らずのうちに地球環境破壊に加担してしまっているということになります。

 

では今すぐ使用を中止することができますか?今すぐ代替え成分を用意できますか?パーム油を他のものに変えようとすれば、もっと広大な土地が必要でさらなる森林破壊にもつながる可能性があり、これはなかなか難しい問題です。

 

(メーカー自身も、使用感、効果などにもこだわりをもってお客様に喜んでいただきたいという想いで製品をつくっているはずです。地球環境を破壊しないとされる”持続可能なパーム油”の認証マーク(RSPO認証)が付いた成分を使用しているもの、またはそれに向けて努力しているものも存在します。これは各メーカーに問い合わせをしないとわかりません。)

 

地球環境保護はどこか遠い国の、他人事のような話に感じますが、こういった事実をまずは知ることがとても大切です。