グリーンウォッシュ・SDGsウォッシュという言葉をご存知ですか?
一般の人々が気候変動や環境汚染に関連する問題にますます関心を持つようになり、廃棄物削減や環境にやさしい企業への需要が高まっています。
企業はこれを利益の動機と見なし、真実を誇張する問題が表面化してきています。
美容業界においては
「ビーガン」、「オーガニック」、「植物由来」、「グリーン」、「すべてナチュラル」「防腐剤フリー」などの流行語を使用し、また、緑色のパッケージを見れば環境に優しいと考えるのは心理学的にも自然なことです。
僕も含め、多くの生活者は環境に優しい製品に対してお金を払うことをいといません。 企業は生活者の善意を知って利益を得ているため、これは問題です。
よくよく考えみるとわかりますが、美容業界で使用されるケミカル製品は、「動物性由来」が含まれていなければ、毒性や有害な化学物質が含まれていても、製品には「ヴィーガン」のラベルを付けることができます。
ヴィーガンが人体と環境に優しいわけではなく、成分はというと他のケミカル商材と毒性と有害性はさほど変わりません。
ヴィーガンとは単に動物由来を含まない、動物実験をしていないものです。
理解して使用する分には問題にはしませんが、無意識なまま優しいと謳うことはお客様の為に最善ではないと思っています。
どの業界よりも一番変わらなきゃいけないのは美容業界。
ちなみにうちも以前はヴィーガン認証のケミカル製品を使用していましたが、この真実を知ってからは使用を中止しました。
(今回はコスメの話ではなくケミカルです。)