オリエンタルジャーニーはおかげさまでまもなく一周年。
ようやく大切にしたいと思える表札に出会いました。
今の時代、安価な外国産木材が大量に輸入されることから、国産の優れた木材が利用されずに眠ったまま日の目を見ない状況に陥っています。
しかも、輸入される際には大量のホルムアルデヒドを含んだ殺虫剤が吹きかけられ、
それがアトピーなどを引き起こす主な原因に。
この表札は、新潟は大白川産のブナの木。
次世代に美しい森を残したいという思いから未利用ブナの活用、そしてブナの森を再生させる取り組み
「スノービーチプロジェクト(雪国のブナ)」の一環でブナの間伐材を製品にしたものです。
驚くことにブナの木が成長して木材として使用できるには、50年以上かかるそうです。
ということは、先人たちのおかげで今日切り出すことができるということ。
ということは、50年後にこの美しいブナの森を残すには今日の取り組みが大切ということ。
こうして美しい循環が生まれるのだそうです。
決して派手ではないかもしれません。決して目立たないかもしれません。
でも、
50年100年と残るものは、佇まいは慎ましくもどこか気品を感じます。